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横須賀大津港まるまつ丸
釣り船・新海苔販売・貸しボート
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横須賀市大津港まるまつ丸より
その年に採れる新海苔の香りと味を
生産者直送でお届けします
海苔の歴史
日本人の食卓にたいへん身近な存在である海苔ですが、古くは有史以前の縄文時代より海藻類として採集されていたとの研究があり、西暦700年代の奈良時代の文献には海苔を干す作業に関する記述が現れ始めます。
それらは天然の海苔の採集に関する歴史であり、海苔を人工的に養殖し始めるのは江戸時代からです。
しかし、海苔が種をつける習性はまだ明らかにされておらず、養殖は運任せでした。そのため海苔は「運草」とも呼ばれていました。
その後、イギリス人の藻類学者キャスリーン・メアリー・ドリューベイカー博士が、いわゆる海苔の種が貝殻の中に集まり成長するという、海苔の養殖技術を発展させるための原点となる発見をしました。その発見を経て養殖海苔は、第二次大戦後以降、安定的な供給を目指して発展していきます。
新海苔とは
養殖方法には大きく2種類あり、横須賀では浮き流し式と呼ばれる養殖法が採用されています。収穫時期は毎年11月から3月終わり頃までで、毎年その年に獲れた海苔で生産された海苔が「新海苔」と呼ばれます。
さらにその年の一番初め、11月に獲れる海苔は一番海苔と呼ばれる最も高品質で貴重な海苔です。
横須賀の海苔は、生産量でこそ他の有名産地と比較すると微々たるものですが、その柔らかさや風味、色艶において高品質の海苔として有名です。「神奈川の名産100選」にも指定されています。
海苔摘みの回数ごとに2番海苔、3番海苔と品質は変わり、お料理や用途によって使い分けられています。
乾海苔と焼き海苔の違い
現在、スーパーマーケットなどで目にするのは焼海苔が主流ですが、焼きの工程が入る前の生産直後の状態が乾海苔(ほしのり)と呼ばれます。
ひと昔前まではこの状態の海苔を、各家庭で炙ってから食卓に出すのが一般的でした。
写真右のよく目にする焼き海苔の緑色とは違い、左の乾海苔は太陽の光の下でも色が黒々としています。コンロやトースターで炙るとあっという間に緑色の焼き海苔の出来上がりです。
海苔1枚の大きさは全判と呼ばれ、大きさは縦横21cm×19cm、重さは3g前後です。
このサイズは日本で生まれ、その後日本の海苔養殖技術と共に韓国、中国へも伝わりました。
現在ではこの大きさが主流となっており、世界基準のサイズと呼べます。
今後の技術開発次第では、色々な形の海苔が手軽に出来るようになるかも知れませんね。
普段は食卓の脇役である事の多い海苔ですが、11月の摘みたて、焙りたての新海苔の甘味と磯の香りは別格、主役級です。
手軽な焼き海苔に加えて、旬の時期にしか味わえない新鮮な乾海苔を生産者直送でぜひ一度ご賞味ください。
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